ニュースリリース(2005年度)

 

2005/12/15 新刊「がんワクチン」が発刊されました。  
   

なぜがんワクチンが生まれたのか!

自家がんワクチン開発者の情熱を本にまとめた新刊「がんワクチン」が発刊されました。
デジタルメディスン社のホームページより、メールにてご注文いただきました場合には、送料無料で購入できます(ネット限定企画)。

ネットでの注文をご希望の方はこちらをご覧下さい


→ 有限会社デジタルメディスン
DIGITAL MEDICINE 編集部
〒173-0033 東京都板橋区大山西町56-4 プライムコート大山703
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  2005/12/07

第2回がんワクチン療法研究会の抄録と報告書を掲載

 
   

  第2回がんワクチン療法研究会の抄録と報告書をがんワクチン療法研究会の専門会員のニュースページに掲載いたしました。専門会員であればpdfファイルにてご覧になれます。

 
 
 
2005/12/01 第2回がんワクチン療法研究会成功裏に終了-- 報告です  
   

  11月12日(土)、第2回がんワクチン療法研究会が東京大手町サンケイプラザで開催されました。内容的には、昨年の第1回に比し、がんワクチン療法の有効性を示唆する症例が多数報告される等、終了予定時刻を30分もオーバーするほど討論も熱心に行われ、治療の進歩が実感される会となりました。その中のトピックスをお届けします。

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《特別講演》では、
「悪性脳腫瘍に対する免疫療法:過去、現在、未来」と題して、筑波大・医・脳外・坪井康次先生から、貴重な臨床成績が披露されました。
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筑波大脳神経外科では、悪性脳腫瘍に対して、免疫細胞療法【リンホカイン活性化リンパ球(LAK、1987〜1994)、細胞傷害性Tリンパ球(CTL、1996〜2001)、ナチュラルキラー細胞(NK、2000〜現在)】、および自家がんワクチン療法【2002〜現在】が行われてきた。自家CTLは13例に、自家NKは9例に投与され、それぞれ好成績を収めている。また、最近は、自家がんワクチン(AFTV)が13例の脳腫瘍症例に投与されたが、そのうち3ヶ月以上経過観察可能な膠芽腫10症例においては、完全緩解1例、部分治癒1例、不変1例、進行7例となっており、膠芽腫では稀少な20ヶ月以上の長期生存例が3例認められている。
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脳腫瘍のうちでも最悪中の最悪といわれる膠芽腫で、再発後1年を越えて生存する症例は滅多にありませんので、たいへん重要なデータと思います。

《シンポジウム:「がんワクチン―基礎から研究へ」》では、
筑波大・医・脳外・石川栄一先生による<細胞免疫療法と放射線療法の併用効果がある>という基礎研究報告の後、鳥取大の岡本芳晴先生より、「動物の自然発症腫瘍に対する自家がんワクチンの作製とその有効性」に関する報告がありました。57例(犬 48 例、猫 9例)中、ワクチン投与中に明らかに別の原因で死亡した8例を除いた49例について、独自に設定した評価基準ですが(動物では「ドックイヤー」と俗に言うくらい生理的加齢速度が速いため)、78%で有効という、非常に高い成績が発表されました。腫瘍別では乳腺癌、脂肪肉腫に有効例が多く、悪性黒色腫では無効例が多い傾向があります。

 また、東京女子大・医・脳外・村垣善浩先生からは、精密な脳手術の先端技術開発と並行して、初発膠芽腫の外科手術後に放射線照射と自家がんワクチンの併用療法が有効かという臨床試験が筑波大などとの多施設共同研究としてスタートしていると報告されました。最も治療困難な悪性脳腫瘍について極めて厳格な視点から科学的評価が始まったというわけです。

《一般演題》では、
東京女子大・医・脳外・丸山隆志先生が、脳腫瘍のうち退形成性星細胞腫4例においてNK細胞療法で腫瘍縮小、治療から6年経過している症例を経験したという報告の他に、自家がんワクチン療法では、インターフェロンを併用するとワクチン投与時に強い反応が見られるという経験を話されました。ただし、抗血液凝固剤を服用した状態でワクチン投与を行った症例では、5日後に腫瘍摘出腔内に出血が見られたので、抗血液凝固剤との併用は注意を要するとのことでした。また、メラノーマの肺・脳転移症例で、自家がんワクチンとNK細胞投与を行い、これらの免疫療法のみで1年生存した症例を経験しております。

 脳腫瘍の自家がんワクチン療法については、琉球大・医・脳外・土田幸広先生のところでも、着々と経験例が蓄積されております。

 「ワクチンアジュバントの BRM 効果について」報告された文京クリニック・倉根修二先生は、自家がんワクチン接種後の末梢血リンパ球数について、統計学的に有意な増加があったと発表、NK 活性は上昇傾向あるものの有意差は認められませんでしたが、ワクチン接種後に免疫反応テスト(DTH-2)で陽転しなかった症例においても、ワクチン接種による各種免疫パラメータの改善と同時に、全身状態の改善が認められたとしております。自家がんワクチンに用いられているアジュバントのBRM作用(生物学的修飾作用)による可能性が窺われます。

 また、たけだ免疫・遺伝子クリニック・林隆志先生からは、肝がんで再発を繰り返すため、塞栓術(血管内療法の一つ)やアルコール注入を4-6ヶ月毎に5回も行っていた症例で、自家がんワクチン療法後9ヶ月間以上も再発がぴたりと収まっている例をはじめとして、再発を繰り返していた肝肉腫を含む肝腫瘍3例にて、再発が抑えられている傾向が見られるとの報告がありました。

 会場で感嘆されたのは、尾道総合病院・外科・倉西文仁先生の報告でした。高齢の肺がん症例で、胸水貯留アデノカルチノーマのため全摘出をあきらめ姑息的手術をおこなった例では、自家がんワクチン接種後、腫瘍マーカーが一時的に上昇したにもかかわらず、接種3ヶ月後から減少しはじめ、7ヶ月間減少し続けた症例が示されました。この間、他療法は一切行っていないとのことです。この症例においては自家がんワクチン単独で有効に作用したと考えられます。

 乳がんの骨転移は強い痛みを伴いますが、5-FU関連抗がん剤が無効だった症例で、肋骨転移がん部位を材料として調製した自家がんワクチンと、頸椎転移部位への放射線照射との併用により腫瘍マーカー値が正常化した例も報告されました。この症例では、自家がんワクチン療法中でも低用量抗がん剤を服用していましたが、全期間を通じて白血球減少は認められておらず、自家がんワクチンと骨髄抑制をきたさない低用量抗がん剤の併用は必ずしも禁忌ではないかもしれません。今後の検討課題となりました。

 さらに、77才という高齢の胆管癌症例では、原発巣摘出後、胸壁転移巣を放射線照射したが再発し、腫瘍マーカーが上昇、転移巣摘出手術を2度も施行、その後に5ヶ所もあった脳転移巣に対し放射線照射と自家がんワクチンを併用したところ、高値の腫瘍マーカーが正常化したまま4ヶ月以上継続しているとのことです。

 後者の2例とも、典型的な集学的がん治療の症例で、自家がんワクチンだけが効いたとは言えませんが、“放射線と自家がんワクチン”の併用は、末期進行がんにおいても治療効果をもたらす可能性があることを示しております。

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昨年の第1回に比べ、これほどの進歩があるとは主催者の期待を大幅に上回るものでした。来年の第3回がんワクチン療法研究会では、更なる発展があるものと思われます。

 
 
 

2005/12/01  「隆徳会宮崎鶴田記念クリニック」で自家がんワクチン療法開始  
   

  宮崎市 にあり、民間クリニックとしては最先端を行く、微小がんも検出できる“ 高感度PET-CTカメラ ”を備えた宮崎鶴田記念クリニックでも、当社の「自家がんワクチン療法」を採用し、このほど治療を開始しました。がんの手術後、再発や転移の心配のある方は、 PET診断 を受診されることをお勧めします。

宮崎鶴田記念クリニック
診療科部長  串間美昭

連絡先
〒880-0835  宮崎市阿波岐原町宝財2281-1
宮崎駅からタクシーで15分
詳しい行き方はこちら
TEL 0985-31-3719
HomePage:http://www.ryutoku.or.jp/top.htm

 
 
 

2005/11/22  単行本「がんワクチン」発刊が若干遅れます  
   

 一般向けにわかりやすく解説した新刊「がんワクチン」、11月16日出版の予定でしたが(下段の05.11.04参照)、都合により12月8日完成9日以降納品となりました。好景気のためか出版社も忙しいようです。皆様には恐縮ですがご了解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 
 
 

2005/11/18  第2回がんワクチン療法研究会が成功裏に終了  
   

 11月12日(土)、第2回がんワクチン療法研究会が東京大手町サンケイプラザで開催されました。参加者52名(他にスタッフ10名)、新規入会者もあり、本会の専門会員数が101名に増加しました。
内容的には、昨年の第1回に比し、がんワクチン療法の有効性を示唆する症例が多数報告される等、終了予定時刻を30分もオーバーするほど討論も熱心に行われ、治療の進歩が実感される会となりました。
発表内容も含め、今回の報告はただ今執筆中です。まとまりましたならば、改めて掲載します。

 
 
 

2005/11/17  自家がんワクチンも医療費控除の対象となります  
   

自家がんワクチンを含め、自由診療も医療費控除の対象となります(地方自治体による高額医療補助の対象にはなりません)。
自家がんワクチンを接種して、支払った費用は翌年3月に行われている確定申告で医療費控除を受けると税金が還付されます。医療費控除とは自分自身や家族の為にその年1月〜12月の間に支払った医療費について、一定の金額の所得控除を受けることができる制度で、一般に費用の10万円(総所得等が200万円以下の場合は総所得等の5%)を超えた部分に対して税金が還付されます。

例えば、一般のサラリーマンで年収が 568万円、扶養家族 1人、支払った税額 169200円、医療費が 150万円の場合

医療費 150万円     150万円 - 10万円 = 140万円
所得税率 10%       140万円 x 10% = 医療費控除額14万円

*個人によって、年間に納めた税額、所得税率等に違いがある為、詳しい事は国税局にお問い合せ下さい。

国税局タックスアンサー:医療費控除

 
 
 

2005/11/07  第2回がんワクチン療法研究会開催のご案内  
   

“第2回がんワクチン療法研究会”を以下の日程で開催いたします。

 日 時:11月12日(土)14:00-18:20(終了後、懇親会を予定)
場 所:東京・サンケイプラザ・311号室
交 通:<地下鉄>丸の内線、半蔵門線、千代田線、東西線、都営三田線の各線とも、 大手町駅下車、A4・E1出口直結。
<JR>東京駅・丸の内北口より地下道、徒歩7分

 参 加:(定員)80名まで。
研究会参加費        :1500円
研究会専門会員年会費  :1000円

 プログラムはこちらです → http://www.ascavath.org/

 本研究会では、がんワクチン療法に経験または興味を有する専門家向けに、臨床研究・症例報告を中心とした学術交流が行われる予定です。がんワクチン療法の臨床開発、普及への貢献が期待されております。

 なお、がん治療法の研究開発、臨床治療に関わる専門家の方で、本研究会に参加ご希望の方がおられましたら、メールにて下記へお問合せください。当日受付も可能です。

     問合せ先: office@ascavath.org

 ◎一般会員の皆様へ:
近い将来、非専門家である一般会員の皆様にも、気軽に参加していただける場を設け、本研究会の成果を発表する予定です。

 がんワクチン療法研究会(専門会員/一般会員、一般会員は年会費無料)ご入会希望の方は、左側のボタンから入会案内をご覧下さい。

 

 
 
 

2005/11/04 わかりやすく解説した新刊「がんワクチン」、11月16日出版、表紙ができました  
   

 一般読者向けに最先端のがん免疫療法について、わかりやすく解説した新刊書です。目次と、予約申込は、こちらをご覧下さい。

 
 
 
   

2005/11/02   ガン難民にならないために 、 「自家がんワクチン」が推奨されています  
   

 すばるクリニック・伊丹仁朗先生が書かれた新刊書、
『大病院はなぜか教えてくれない ガン医療のスキマ 30の可能性』 
が三五館から出版されました。この本は、がんに初めて遭遇した方にも非常にわかりやすい形で書かれており、しかも、日本のガン医療の本質的問題点に言及しています。 特に、“初期治療後の再発予防対策がとられていない”、という観点からの問題点指摘と解決策の提案は注目に値します。
この本の23章では、自家がんワクチンの効用について、しっかりと記載されております。 がんの初期治療を受けた方は、“ガン難民”にならないために、ぜひお目通し下さい。

 
 
 

2005/10/28  赤坂田中クリニックのホームページで英語版インフォームドコンセント公開  
   

 赤坂田中クリニック(東京)では、海外からの患者様のため、自家がんワクチン療法のインフォームドコンセントを英訳し、ホームページ上で公開しました。リンク先こちら

 
 
 

2005/10/18  セルメディシンニュース図書室設置  
   

 がんワクチン療法研究会の一般会員と専門会員のページに、過去のセルメディシンニュースを収録した図書室を設置しました。既に入会済みの方はこちら(一般会員)こちら(専門会員)からご覧下さい。「自家がんワクチン療法」の発展状況が良く判ります。
まだ未入会の方へ:一般会員への入会は無料、年会費も無料です。こちらから入会案内をご覧ください。

 
 
 

2005/10/05  補完代替医療(CAM)について  
   

 日本薬学会の学会誌「ファルマシア」に、北陸大・薬・教授・光本泰秀先生の標題に関する以下のご意見が掲載されております。
(→ ファルマシア、vol. 41, pp.907-907, 2005)

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 補完代替医療(complementary and alternative medicine, CAM)は「西洋医学以外の手法を用いた科学的未検証、もしくは医療現場で応用の可否が明らかになっていない医療を意味する」と定義されています。
CAMには、サプリメント、機能性食品、ハーブ、鍼灸、指圧、漢方、アロマテラピー、運動療法などが含まれます。
CAMの市場規模は驚くほど大きく、特に米国では巨大化したためもはや無視できなくなり、政府主導でCAMの科学的検証や臨床的評価が始まっています。
CAMは副作用が少ないのが特徴で、その長所・短所が科学的に検証されれば、西洋医学に融和された使い方が普及するものと思いますが、厳密な臨床試験(ランダム化比較臨床試験)はまだ少なく、今後の大きな課題です。

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 当社が検索したところ、既に「サメ軟骨にはがん治療効果はない」という結果が発表されています。
→ 和文ニュース、http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041210hj001hj
→ 学術論文、Ostrander GK, et al., Shark cartilage, cancer and the growing threat of pseudoscience. Cancer Res. 2004 Dec 1;64(23):8485-91.
また、「緑茶でがん予防」については派手な新聞報道がありました。
→ http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/99093000.htm
日本では、がん予防の専門家まで巻き込んで、盛んに宣伝されています。
→ 例えば、http://www.olff.net/sid-ina/reports/Koukai/KoukaiKouza/gan/gan.htm

 しかし、結果は、「緑茶には、発がん予防効果はない」と米国食品医薬品局(FDA)から公式に発表されています。
→ http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2005/NEW01197.html

       **********************************

 ともすれば、現在の“がん免疫療法”は代替医療的に扱われることが多いのですが、その理由は、FDAが行ったような厳密なランダム化比較臨床試験を経ていないためです。

 しかし、当社の「自家がんワクチン」は術後の肝癌再発抑制効果について、ランダム化比較臨床試験を経ております。
(→ Kuang M, et al., Phase II Randomized Trial of Autologous Formalin-Fixed Tumor Vaccine for Postsurgical Recurrence of Hepatocellular Carcinoma. Clin. Cancer Res. 10: 1574-1579, 2004.)
他の癌についても原理的には同じ作用をしますから、「放射線治療」との組み合わせ等、既に確立されている治療法とのコンビネーションも含め、積極的に術後治療の一環として「自家がんワクチン」をご検討下さい。

 また、病院で「化学療法」を受けながら「代替・補完療法とどうつきあうか」についてお悩みの方は、以下のページに考え方がよくまとめられており、参考になります。
(ただし、一般的にはがん免疫療法と化学療法とは同時併用が困難です。化学療法を先に行ってしまっていたら、その終了後1ヶ月以上の時間をあけて抗癌剤の影響がなくなってから、「自家がんワクチン」療法を実施して下さい。)

→ http://www.coe-cnas.jp/carepkg_cncr/pdf.files/A04-1_daitai_all.pdf

 
 
 

2005/09/27 わかりやすく解説した新刊「がんワクチン」、11月中旬刊行、予約申込受付開始  
   


一般読者向けに最先端のがん免疫療法について、わかりやすく解説した新刊書「がんワクチン」(大野忠夫・坪井康次著、ディジタルメディスン社、1300円)が、11月中旬刊行されます。

 この中には、当社の自家がんワクチンの開発ストーリーも詳しく紹介されています。

 今から予約申込すれば、送料無料で定価から10%off(1170円)となります。お申し込みは下記へ(申込記入様式は自由ですが、送付先・お名前の明記は忘れずにお願いします)。

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大橋美果理
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2005/09/27  術後肝細胞がんの再発抑制、延命効果を示した論文和訳を掲載  
   


近年、科学的根拠に基づいた治療法の選択(evidence-based madecine:EBM)が求められています。そんな中、無作為化比較試験によるデータは最もエビデンスレベルの高いものと言われています。自家がんワクチン療法はフェーズU後期無作為化比較試験において、術後肝細胞がんの再発リスクを81%も減少し、延命効果も証明した治療法であり、世界的に権威あるアメリカ癌学会の臨床学術誌、Clinical Cancer Researchに弊社の共同研究論文が掲載されています。

治療法をお探しの患者様により理解していただけるように、この論文の要約を和訳いたしました。研究方法や治療結果の要点が簡単にわかります。

術後肝細胞がんの再発抑制、延命効果を示した論文和訳のページはこちら

 
 
 

2005/09/25  紹介記事・論文のページを改訂しました  
   


一般の読者の方々にはなじみがないかもしれませんが、“がん免疫療法”の世界では、真の実力を測る評価方法の一つに、学術論文があります。特に、自らの原著論文(中でも 国際的に専門家の審査を受ける英文論文 )を持っていることが、 真の実力を示すバロメーター となります。

 また、 原著論文の価値が 専門家の間で認められたため、執筆招聘を受け て書く論文が総説論文です。原著論文とその周辺の学術論文も集め、総合的に開発研究者の学説を展開します。この中でも、 英文総説論文があるということ は、その基礎となった原著論文群の価値が高く、世界の専門家の間で歓迎されていることを反映しています。

 紹介記事・論文のページはこちら

 
 
 

2005/09/19  たばこの煙は樹状細胞の機能を直接抑制します  
   


喫煙者ががんになりやすいことは広く知られていますが、たばこの煙の抽出液を、免疫反応の司令塔の役割をしている樹状細胞に添加すると、その活性化を強く抑制することが報告されました。

→ Vassallo R, Tamada K, Lau JS, Kroening PR, Chen L, Cigarette smoke extract suppresses human dendritic cell function leading to preferential induction of Th-2 priming. J. Immunol., 175: 2684-2691, 2005.

この抑制作用はがん細胞を殺せるCTL(細胞傷害性Tリンパ球)の体内誘導を強く抑えます。細胞性免疫反応の観点からみれば、最強の抗がんキラー細胞の参戦をあらかじめ排除してしまいますので、これではまるで、積極的にガンになってくれというようなものです。

それでもたばこは止められませんか?

 
 
 

2005/09/12  BioJapan2005で自家がんワクチンの講演を行いました  
   


9月7日から9日まで、パシフィコ横浜でBioJapan2005が開かれました。バイオ企業が多数つどい、講演を催し、自社技術を紹介する大イベントです。このBioJapan2005において、当社が自家がんワクチン療法の講演を行いました。日韓最新医薬開発シンポジウム〜ウイルス・ワクチン・再生療法〜の講演枠内で、講演は盛況のうちに幕を閉じました。

この講演の模様をムービー形式でご覧いただけます。 (英語での講演となります。)
ムービーはこちら

 
 
 

2005/09/05  ご存知ですか? がん“完治”後、20年以上もがん細胞が血中をめぐっていることを!--- SRLがCTC検査サービスを開始しました  
   


 下段に、(2005.8.14) 付けで、「がん治療が終わった方へ: ご存知ですか? がん“完治”後、20年以上もがん細胞が血中をめぐっていることを」という記事を掲載しておりますが、本邦最大手の臨床検査会社・SRLが、この血中を巡っているがん細胞CTC (Circulating Tumor Cells) の検査受託を開始しました。検査料は高価ですが、値下げ交渉の余地はありそうに思います。

 患者様が、ご自分の血中をがん細胞が流れていないかどうか検査されたい場合、主治医の先生にお問い合わせ下さい(もしかしたら、主治医の先生も、このような超高感度の最新の検査方法があることをまだ知らないかもしれません)。

 もし流れている場合(一旦は治ったと言われた場合でも)、がん再発の可能性は高くなります。

 乳癌・肺癌だけではなく、大腸癌・胃癌・前立腺癌など、上皮性細胞が癌化したものは全て検査対象になります。進行癌の患者様では、ほとんどの場合、血中にがん細胞が見つかります。

 
 
 

2005/09/05  再燃前立腺癌にも、抗がん剤無用で、対抗可能  
   


9月2日のアメリカ癌学会通信では、前立腺癌に対抗するためビタミンD誘導体と非ステロイド性抗炎症剤を使って前立腺癌細胞の増殖を抑え込む方法がトップニュースになっておりました。体外でなされたまだまだ実験段階のものでもこの扱いです。いかに「抗癌剤からの脱却」が現在の世界の最先端問題と考えられているか、ご理解いただけますでしょうか。

 一方、抗がん剤無用で、ホルモン療法抵抗性前立腺癌に臨床で有効な方法が最近報告されました。しかもアメリカ国立癌研究所で行われた厳密な臨床試験でです。

 → Arlen PM, et al., Antiandrogen, vaccine and combination therapy in patients with nonmetastatic hormone refractory prostate cancer. J. Urol. 174: 539-546, 2005.

 抗男性ホルモン剤を投与しておいて、PSAとB7.1という2種類の分子の遺伝子を組みこんだウイルスワクチンを投与すると、前立腺癌特有の腫瘍マーカーPSAの上昇を抑え込める期間が13.9ヶ月になり、抗男性ホルモン剤とワクチン投与をこの逆順にした群が5.2ヶ月であったのに比べ、明らかにPSA上昇抑制期間が延びています。

→→→ この論文の結果から推定できるのは、前立腺癌では、ホルモン療法とワクチン療法を同時併用すれば(特にホルモン抵抗性になり再燃してしまう前から)PSA上昇を長く抑制できること、また、再燃したからといって安易に化学療法に進むべきではないということです。

 それならば、遺伝子治療になってしまう遺伝子組換えウイルスワクチンを入手しなくても、前立腺癌の手術組織さえ残っていれば、極めて簡単に「自家がんワクチン」が抗男性ホルモン剤と同時併用できます。

 思い切ってチャレンジしてみませんか。「自家がんワクチン」は副作用がなくほとんど無害であるという安心感がありますから。

 
 
 

2005/08/23  千葉県佐倉市・聖隷佐倉市民病院でも自家がんワクチン療法を開始  
   


千葉県では、これまで自家がんワクチン療法を実施する医療機関がありませんでしたが、佐倉市の聖隷佐倉市民病院(前・国立佐倉病院)が本日より開始しました。ここは創立130年の歴史をもつ国立佐倉病院の伝統を引き継いでいます。現在238床ですが、400床に拡張計画中の総合病院で、ほとんどの診療科がそろっています。国立民俗博物館に近く、高い階からは印旛沼の眺めがよいところです。

院長 柏原 英彦 先生
(実際のご担当は: 呼吸器外科・真崎義隆先生、外科・小池直人先生)
〒285-8765 千葉県佐倉市江原台 2-36-2
TEL: 043-486-1151
FAX: 043-486-8696
ホームページ: http://www.seirei.or.jp/sakura/
アクセス: 京成本線臼井駅よりバス10分、京成本線佐倉駅よりバス15分、JR佐倉駅よりタクシー10分。

 
 
 

2005/08/14  がん治療が終わった方へ: ご存知ですか? がん“完治”後、20年以上もがん細胞が血中をめぐっていることを  
   

 乳癌では、術後10-20年も経てから再発するという現象がよく知られています。肺癌でも、数年もたってから再発することはよくあります。この理由は、“完治”したはずでもどこかにがん細胞が潜んでいるからだといわれてきました。
つい最近、これに対応するがごとく、乳癌・肺癌の術後でも、92%の患者血中に、がん細胞様の上皮細胞が検出されるという報告が出ました(文献1)。しかも、がん“完治”例16例のうち、13例で検出されており、術前・術後に補助化学療法を追加した乳癌患者でも検出されています。健常人で検出されたのはわずか3%です。
昨年末に発表されていた別の論文(文献2)では、厳密ながん細胞同定法を用いて、術後7年以上再発していない“完治”乳癌患者でも、その血中には、確かに乳癌細胞そのものが流れていることが示されています。驚くべきことにその中には術後13-20年を経た症例が36例中10例もあり、最長は術後22年でした。
これらの事実と、乳癌術後8-20年たった症例でさえ「再発は年率1%もある」とされていることから、手術・放射線・化学療法という従来型治療法が終わって“完治”したとしても不完全であることは明瞭です。決して安心できません。
そこで、従来型の術後補助療法(ほとんどが抗癌剤による化学療法です)終了後でも、なお「自家がんワクチン療法」を追加する意義は十分あると考えられます。問題となる副作用がなく、他のがん免疫治療法のように延々と繰り返す必要もなく、たった1コース・6週間の治療で終了し、しかもその効果は長く続くと期待できるからです。(自家がんワクチンが手術で“完治”したはずの肝癌再発を抑制し、延命効果まで表すほど長期間有効だったことを想起してください。)
乳癌・肺癌で手術と補助化学療法を終え、治ったと思っている患者様は、以下の2つの文献情報について、真剣に主治医の先生に相談してみて下さい。

  ▼▼▼▼▼▼
文献1. → Pachmann K, Longtime recirculating tumor cells in breast cancer patients. Clin Cancer Res 11(Aug. 1):5657-5658, 2005.
文献2. → Meng S, et al., Circulating tumor cells in patients with breast cancer dormancy. Clin Cancer Res 10:8152-8162, 2004.
▲▲▲▲▲▲

* もし、「論文コピーが欲しい」と主治医の先生がいわれた場合は、当社・受付までご遠慮なくお申し越し下さい。

 
 
 

2005/07/19  九州地区で続々と提携医療機関が増えています  
   

七川医院
院長 七川  幸士郎 先生
〒869-0445 熊本県宇土市浦田町140
TEL: 0964-22-0555

高村泌尿器科・麻酔科医院
院長 高村宜彦 先生
〒877-0012 大分県日田市淡窓1-2-62
TEL: 0973-23-0002

ハートフルクリニック
院長 平良茂 先生
〒901−0311 沖縄県糸満市字武富1 69−2
TEL:098-994-7436

 九州地区で「自家がんワクチン療法」を受診できる提携医療機関が続々と増えています。自家がんワクチン療法をご検討の患者様は、お近くの提携医療機関にお気軽にご相談ください。

 
 
 

2005/07/19  石綿により発症した中皮腫にも「自家がんワクチン」が適用できます  
   


現在、マスコミで石綿被害が大きな話題になっておりますが、石綿の怖いところは何十年もたってから発症する中皮腫というガンです。胸膜に広がったガン(悪性胸膜中皮腫)が最も多くみられますが、一般には抗癌剤の効きにくいガンとされており、局所の疼痛や胸水貯留による呼吸困難などが治療上の大きな問題となっています。
「自家がんワクチン」療法は、すでに悪性胸膜中皮腫に適用された例があり、症状として頻度の高い疼痛が軽減し、患者様には好評を得ています。

 
 
 

2005/06/21  「自家がんワクチン」の効果−ソフトクライテリアによる評価では  
   


現在はエビデンスベースドメディシン(Evidence-Based Medicine、科学的証拠に基づいた医療)が必須と言われる時代です。自家がんワクチンは、科学的に最も厳密な臨床試験(ランダマイズドスタディ)によって、術後肝ガンでは再発抑制効果のみならず延命効果までもあることはすでに証明されており、学術論文として出版されています。
ガン臨床試験では、統計学的に処理される「延命効果の有無」は最も厳しい評価基準で、「腫瘍サイズが半分以下に縮小する症例の割合」とともにハードクライテリア(Hard Criteria)と呼ばれます。
自家がんワクチンによる肝ガンと脳腫瘍以外のガン種への効果については、2005年4月末段階の臨床データでは、まだ、ハードクライテリアで評価できる状況ではなく、若干緩い基準・ソフトクライテリア(Soft Criteria)による評価段階にあります。
ソフトクライテリアでは、病態の一部が明らかに改善した場合は評価対象として取り上げられます。他にも推定余命を遙かにオーバーして生存した例や、ガンの増悪が長期間抑制されたままで不変の症例など、ソフトクライテリアで見ると様々な有効例があります。
これまでに当社に報告があった症例を分析した結果、数値化できる指標のいずれかで何らかのポジティブな好ましい反応が認められた改善例の割合は「自家がんワクチン療法」受診者全体の31%に達しました。
抗癌剤(化学療法)も無効という末期ガン患者が多数含まれていることを考えれば、非常に希望の持てる高い数値です。
より詳しいデータは、このページ画面左側の一般会員のページボタンをクリックしてご覧下さい。
このページを閲覧するには、がんワクチン療法研究会(一般会員)への入会が必要ですが未入会の方は、入会案内のボタンをクリックして下さい。入会は無料です。一般会員の場合、2005年度は年会費も無料です。

 
 
 

2005/06/21  名古屋・名東区・星ヶ丘クリニックでも「自家がんワクチン」療法を開始  
   


星ヶ丘クリニック
院長 河原崎 富強 先生
〒465-0086 名古屋市名東区代万町3-11
エイジトピアドクターズビル2F
Tel; 052-709-6855
Fax; 052-709-6856

 アクセス 名古屋市営地下鉄東山線「星が丘」下車、徒歩15分(名東本通4丁目)あるいは星が丘から市バスで西山住宅(3つ目)200円。

 河原崎先生の星ヶ丘クリニックは中京地区で初めて「自家がんワクチン療法」を採用されました。患者様からの相談も気軽に受けられるように体制を組んでおります。

 
 
 

2005/06/21  第2回がんワクチン療法研究会の日程が決定  
   
第2回がんワクチン療法研究会・学術集会が、
●本年11月12日(土)午後
●東京・大手町サンケイプラザ
で開催されます。
この会は、まだ誕生まもないため、去る6月10日に開催された運営委員会では、今年もがん研究・臨床専門家に限定することとし、一般の方向けの講演会等は、より詳しい分析が進んでから開催することが決まりました。ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 
 
 

2005/05/30  米国臨床癌学会(ASCO)2005のトピックスから--時代の潮流は免疫療法へ  
   


4月16-20日の米国癌学会2005に続いて、米国臨床癌学会(ASCO)2005が5月13-17日の間、米国フロリダ州オーランドで開催されました。

 そのなかで、乳がんに対するハーセプチン(免疫反応をおこす抗体の一種でがん細胞表面のHER2抗原にくっつき、がん細胞を殺します)の効果について、大規模なランダム化対照臨床試験が行われた結果が発表されました。今回は、ハーセプチンと抗癌剤併用の結果です。

 この発表は、今回のASCOでの最大の話題でしたが、2000人くらい入る会場が開始30分前に満員の盛況でした。この発表が終わった後、会場の拍手が鳴りやまなっかったことをを見ても、いかにインパクトが強かったかが伺われます。
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HER2陽性乳がん患者()における<抗癌剤タキソール+ハーセプチン併用群>と<タキソール単独群>との比較:

 抗癌剤(アドリアマイシン+サイクロフォスファミド)で前治療されたHER2陽性のハイリスク乳がん患者における、タキソールとハーセプチン併用群(1679人)とタキソール単独群(1672人)との比較試験です。

 多数のデータが発表されましたが、代表的なのは、治療開始4年後の無再発生存率で、併用群が85%、単独群が67%でした。統計学的には、p=0.000000000003で、併用群が圧倒的な有意差をもって優れた結果でした。

  HER2陽性乳がんは全体の約30%です。他の約70%の乳がんはハーセプチンの治療対象にはなりません。この大部分の乳がん患者は、今後、他の免疫療法の好適なターゲ ットとなるでしょう。
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最近のASCOの発表内容で目立ってきているのは分子標的およびがん免疫関連の演題で、教育講演、口頭発表、ポスター発表など多数(おおまかには全体の3〜4割)あり、これまで大勢だったがん化学療法の限界が全体として感じられ、新しいがん治療への方向転換が鮮明になってきています。

 実際に、ハーセプチンのような抗体医薬は、まだがん免疫療法の入り口に属するものです。免疫領域ではがんワクチン治療による期待できる臨床効果も相当数見られております。すでに樹状細胞ワクチンや、遺伝子組み換えウイルスワクチンが登場しており、時代の潮流は滔々と免疫療法へ流れ始めています

 当社の「自家がんワクチン」は、患者様のがん細胞もまるごと入っているがん組織そのものを原料としているため、未同定のがん抗原も多数含んでおります。しかも、ホルマリン固定組織が使用できるため、簡便さと汎用性において、時代の更にその先を行くものとなっております。

 「自家がんワクチン」療法にご期待下さい。術後補助療法には特に好適です。

 
 
 

2005/05/26  東京・大塚北口診療所で「自家がんワクチン療法」を開始  
   
大塚北口診療所は東京女子医科大学、都立大塚病院等の医療機関と連携し、 専門医師による大学病院レベルの診療能力を持ちながら、身近なホームドク ターとしての機能をはたすことを目的とした、新しいタイプの都市型診療所 です。JR山手線大塚駅の目の前にあります。

この度、六本木ヒルズ・あいのクリニック東京にて「自家がんワクチン療法 専門外来」を開設されていた東京女子医大・丸山隆志先生が大塚北口診療所に 移籍されたのを機会に、こちらで診療を開始しました。※ 
(※これにともない、あいのクリニック東京での自家がんワクチン療法は
終了となりました。)

診療所内では手厚い看護体制がひかれており、一般診療は、朝9時から 夜9時まであります。自家がんワクチン療法については、あらかじめ診察時間 の予約をお願いします。

医療法人社団 景星会 「大塚北口診療所」
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-6-12 青木ビルB1〜3F
TEL 03-3949-1141
FAX 03-5961-7472
 
 
 

2005/04/09  セルメディシン株式会社本社をつくば市に移転  
   
当社では本年4月1日より、本社を茨城県牛久市からつくば市に移転し、筑波ラボと統合しました。東京・秋葉原〜つくば間には、8月24日より“つくばエキスプレス”が開通します。快速電車で45分です。

〒305-0074 つくば市高野台2丁目1番地
つくばベンチャーラボパーク 内
TEL: 029-839-9873、FAX:029-837-2820
 
 
 

2005/03/24  埼玉県越谷市:駅ビル医院「せんげん台」でも「自家がんワクチン療法」を開始  
      駅ビル医院「せんげん台」は“東武伊勢崎線 せんげん台駅下車(準急停車駅)徒歩0分”(北千住駅より準急電車利用で25分)
▲雨の日も駅から傘のいらない駅ビル「トスカ」5階です▲
というセールスポイントがある、交通至便の医院です。
院長の周東寛先生は、4つのクリニックを持つ健身会グループの理事長で、患者様との交流を非常に大切にされており、すでに11冊もの一般向け解説書を出版されている方です。

  (医)健身会 駅ビル医院『せんげん台』 院長 周東 寛
〒343-0041 埼玉県越谷市千間台西1-67
TEL:048-978-1113
FAX:048-978-3721
E-mail: ekiadmin@ekibirusengendai.com

 詳しくは、ホームページをご覧下さい。
   http://www.ekibirusengendai.com/index1.htm

 
 
 

2005/03/24  東京・品川区戸越:「戸越皮膚科クリニック」でも「自家がんワクチン療法」を開始  
   


戸越皮膚科クリニックは、皮膚科だけではなく、形成外科、泌尿器科も開設しているホームドクターです。ホームページは開設しておりませんが、とても身近な暖かさをもって、がんに関するご相談に応じておられます。
都営浅草線・戸越駅前、または、東急池上線・戸越銀座より徒歩でわずか200mです。

  戸越皮膚科クリニック 院長 金沢 日英
〒 142-0041 東京都品川区戸越3−1−2 イマールビル3F
TEL:03−3788−0005
FAX:03−3788−0031

 
 
 

2005/02/06  自家がんワクチンについて、英語のページを設置しました(Now, English page is available)  
   


こちらのページをご覧ください。 クリック(Click Here)

 
 
 

2005/01/16  内視鏡手術を受けた早期がんの方、「自家がんワクチン」療法ができます  
     最近、直径2cm以下でリンパ節転移がほとんどないと推定される胃癌、大腸癌は、内科や消化器科で、内視鏡手術で切除してしまう症例が急増中です。特に粘膜下層はく離術(ESD)で大きく切除する場合は、直径2cmを越える癌でも内視鏡手術が可能です(日経新聞-2005.1.16)。
切除したがん組織が2g以上(ぎりぎりでも1g、球体なら直径1.3cm以上)あれば、「自家がんワクチン」は製造可能です。検査のために必要な病理組織は1mm角という極く微量で済むからです。
内視鏡手術後、潜在している可能性のあるリンパ節転移を防ぐため、抗癌剤の服用を勧められることがありますが、それよりは、副作用のほとんどない 「自家がんワクチン」療法 ご検討下さい。「自家がんワクチン」療法はわずか7回の外来通院(6週間と4日)で終了します。1年以上も抗癌剤を飲み続け通院する場合を考えれば、費用的にもけっして損ではありません。
 
 
 

2005/01/13  2006年新卒社員募集  
   
社業発展中につき、2006年4月入社志望の新卒社員を募集しております。
興味のある方はこちらの募集要項をご覧ください。
 
 
 

2005/01/08  「イレッサ」の承認申請取り下げと遺伝子検査による復活  

 

 


日本で非小細胞肺がんの治療薬として承認されている「イレッサ」について、アストラゼネカ社(大阪市)は、ヨーロッパでの販売認可申請を取り下げたと1月4日発表しました。

今回の事態に至ったのは大規模臨床試験で“延命効果なし”という結果によるものです。白人を主体とした1692人もの全症例では、生存期間に統計学的な有意差はみられませんでした。しかし、東洋人患者374人を対象とした解析では生存期間が改善、米国では、肺がん細胞のEGF受容体遺伝子の突然変異がイレッサの薬効判定のマーカーになることが発見され、「個人ごとの遺伝型に基づくテイラーメイド医療に極めて有力な根拠を与える」と報じられております。

このため、今後、イレッサは遺伝子検査を基盤とするテーラーメード医療の花形サンプルとして復活してくると予想されます。しかし、“テーラーメード医療のために遺伝子検査が必要”となった場合、はたして患者様にとって良いことだけでしょうか?

それに引き替え、「自家がんワクチン」は、その患者様専用の完全なパーソナルドラッグであり、究極のテーラーメード医薬ですが、一人一人異なるがん抗原をそのまま利用するため、がん抗原が由来する遺伝子の検査を行う必要がないという特徴があります。

 
 
 

2005/01/01  明けましておめでとうございます  
     昨年は、米国National Cancer InstituteのRosenbergのグループから、「ペプチドワクチンは大型残存癌の治療に役立たない、治療効果を上げるためには大部分の血中T細胞を、ヘルパーT細胞を含めて、自家癌を殺せる真の細胞傷害性Tリンパ球(CTL)に置換する必要がある。」という見解が発表されました。現在、その反論が次々に主要ジャーナルに掲載されてきており、議論沸騰中です。
当社の自家がんワクチン療法については、下記の論文が示唆するように、癌治療に繁用される放射線療法との併用により、大きな治療効果を発揮できると予想しております。ご期待下さい。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。